今日は2月22日。ニャンニャンニャンで、猫の日ですね。獣医師となった年
に、私は茶トラの猫と一緒に暮らし始めました。名前を茶太郎と言います。穏
やかで、優しい猫だったのですが、東日本大震災のあった年の1月に、10年と
６ヶ月生きて、虹の橋を渡りました。亡くなると「虹の橋を渡る」「夜空の星
になる」と言われますね。

先週の木曜日に所用で飛行機に乗りました。飛行機に乗るときに、窓から
空をみて思うのは、空に近づくと、この茶太郎君にも近づけるのかな、と
考えてしまいます。実際には、見える空のどこにもいないんですけどね。

私は失ってから大切なものに気づくことが多く、その分だけ後悔も多いです。
失ってしまっても取り返せるものならば、また、拾い集めたらいいけれど、取
り返しのつかないものもたくさんあります。大切さに失ってから気づく場合も
ありますが、失う前に気づけるようになりたいです。自分を構成するもの、時
間、支えてくださる人たち、出逢う動物たち、みんな大切にして過ごしたいで
す。

大好きなUVERworldの「ゼロクワイア」という歌の歌詞が沁みます。

人生が100年だったとして
70億人なら
1人１秒ずつ出逢ったって
全員には出逢えない

動物たちも含めて、もっと出逢いを大事に生きたいと思います。

中山